ヒット映画 2
『ゴジラ×メカゴジラ』
ストーリーも能動的なミッション達成物に落とし込み、前作の「迷子になったまま終わる」感覚を排除するとともに、女性客でも観られるキャラクター配置を心がけた。
企画を持ちかけられた時点で、タイムスリップを「二段構え」の構成にするアイデアを示唆されていたので、それに前記の要素を盛り込み、発展させていった次第だ。
詳細は好評発売中の拙著原作本『戦国自衛隊1549』を読んでもらうとして(しっかり宣伝)、問題は監督の選定。
企画ありきのスタートだったから、これに乗ってくれる監督を探してこなければなりません。
何人かの候補者を吟味した末、我々が最終的に選んだのが本作『ゴジラ×メカゴジラ』の監督、手塚昌明だった。
『ゴジラ2000ミレニアム』を皮切りに始まったミレニアム・ゴジラ・シリーズにおいて、本作の他に『ゴジラ×メガギラスG消滅作戦』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS』の計三本に登板。
『ローレライ』からの経緯をご存じの読者には、「ガメラの次はゴジラかよ」と呆れられるかもしれないが、この十年、邦画は怪獣映画以外に特撮を入れ込んだ大作を作ってこなかったという実情があります。
特撮回りにも目端がきく監督を探そうとすれば、怪獣方面から引っ張ってくるのが一番の早道だったのです。